第20回文学フリマ、参加告知。

妄点vol.8

新刊「妄点 2015春号(仮)」頒布します

「一昨日は構想を見たわ、昨日は草稿、今日は別物」

ということで、去年末に締め切りを設けたとしても未だ上がらぬ原稿どもに思いを馳せる編集担当がおくる、文学フリマの参加のご案内です。

今度のテーマはSF。いつも、後ろ向き全力疾走のやつらが書き上げてくるSF作品。どれも一ひねり半してそのままワームホームに飲まれていずこかへ消えてしまうような……そんな作品たちばかりが集まりつつあります。

妄点vol.8 表紙

妄点vol.8表紙(決定稿)

開催日 2015年5月4日(月祝)
場所 東京流通センター 第二展示場
ブース 1階(Fホール)B-37
サークル名 大文妄
タイトル 「失われたSFを求めて」(妄点 vol.8)
頒価 50円  (50円硬貨を準備していただければ幸いです)

第20回文学フリマ東京配置図

第20回文学フリマ東京配置図

各作品情報

各作品の執筆者は次の通り。試し読みはこちらからどうぞ(pdf)。
なお、短い作品については試し読みを収録しておりません。ご了承ください。

「整形執行官」フミコフミオ

「日本国民は、古来よりの日と価値観を尊重しなければならない」??
パーフェクトビューティーの私にも?

どういう経緯で美容整形を受けるのが国民の義務になっちゃったのか私は知らない。

「君と僕との物理距離」えむばーど

計算機科学の発展に、人の心が追いつかない時代。
人間の聖域に、機械はどこまで踏み込むのだろうか?

恋ってものを、計算機でシミュレートしたことがある。
独自の解釈を加えた、セル・オートマトンだ。

「青春超立体」ぺたへるつ

放課後の準備室で繰り広げられる、たった二人の勉強会。
定規では測れない世界が広がる。

「どうやら君も、四次元だ」

「魔法少年の降る夜」ぺたへるつ

天上に、輝く星はない。
隣の部屋からひっきりなしに聞こえてくる物音の主は……
SFの反動で書き上げられた!? 本号唯一のファンタジー。

しかも、ソレは弟の部屋から現れた。

「hasitate」やおいやおい

あと1m、あと50cm、あと10cm、あと1cm、あと……。
その間わずか15分、
縮まる距離への戸惑いと躊躇いを描いた短編。

誰でも憧れるのだろうか。
好きな女の子の、見たことのない姿に、憧れるのだろうか。

「シーフードカレーのジレンマ」やおいやおい

宇宙船が、科学者だけの乗り物でなくなって幾十年。
アジア系の労働者でごった返す貨物宇宙船の食堂、一人の男が葛藤した。
魚肉のタイカレーとパパイヤのサラダに。

二一一五年五月一日、労働者の日。俺は食堂のメニューも見なかったことを悔やんだ。

「雨」井上大和

空と水と地面をつなぐものが、雨というプロセスであるように、
過去と今と未来をつなぐものは、夢というプロセスなのかも知れない。
夢から切り離された男が求めた、新たなプロセス。

今日も夢を見るんだ。どうせいつもと変わらない、つまらない夢を。

「僕と彼女の物語」菱野隆弘

知的な創造の価値が認められ、貨幣が物語に代わられた世界で、
スランプに陥った主人公。
書くことを迫られた彼が、最後に見つけたテーマとは……?

まだ書ける。これなら。

さいごに

ついしん。どーかついでがあったらうちのブースのもうてんををかってやてください byえむばーど
やられた、、、表紙の野郎にイタズラされた by やおいやおい

カテゴリー: announce

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