「十周年記念号を出そう」
そう言って、ビールを傾けたのはちょうど一年前の文フリ打ち上げだったろうか。
表紙に可愛い女の子を据えて、記念号として出す。それは大変魅力的に聞こえた。ついでに組版も商用クオリティのソフトにしよう、製本も、手製本ではなくて印刷所に出そう、事前告知も頑張って、Webも刷新だ!と夢は膨らんだ。

表紙
Webサイトは更新されず、オフセットは諦め、いつも通りの手製本。ただ、表紙は可愛らしい女の子になって、8年選手のレーザープリンターは交代となった。
ぼくたちにとって、平成から令和の変化なんて、そのくらいのものであった。

一文抜き書き
5月6日、第二十八回東京文学フリマ。一冊五十円で、「平成」をテーマにした短篇エッセイ、創作小説を集めた本を頒布します。是非、ぼくらの平成をお手にとってご覧下さい。
執筆陣
確かな実力を持った執筆陣。平成の思い出に、是非一冊お手に取りください。
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